2005/02/28

風の子会とは

風の子会とは
 障害があるゆえに家でひとりぼっちで暮らすことを余儀なくされている人達も外に出て楽しく生活しよう、そして仲間を作ろうということを目指して、東京都港区で活動している風の子会は、1978年に「ひとりぼっちの障害者をなくそう」というモットーで4人の障害を持つ人と1人のボランティアから成る「サークルアラクサ」として発足しました。

 発足して3年後、名称を「風の子会」に改めると共に、職員を雇用し、通所訓練事業を開始しました。以後、日常の活動に労働を取り入れようということで、手漉き和紙ハガキ作りや、会報のパソコンでの打ち込みなどを始めていきました。収入はあまり多くありませんが、お互い助け合いながら働く喜びを覚えていきました。
 その後実習所を東麻布、港南と移りながら、メンバー(障害を持つ人)、ボランティア、職員みんなで一緒に活動してきました。

 2000年4月には特定非営利活動法人(NPO)となり、現在ではメンバーは30名以上、港南の高浜実習所の他、2001年8月には念願の第2作業所である芝実習所(SHIBA WORKS)を開所することができました。2007年4月に芝実習所は高浜実習所となりに移転し港南実習所となりました。
そして、2008年4月からは障害福祉サービス事業(生活介護・就労継続支援B)の高浜生活実習所として、作業所運営をがんばっています。

週5日(木、日休み)の通所の他、旅行、「外に出よう」などのイベントを積極的に行っています。


 風の子会の活動目的は定款で次のようにうたわれています。

第3条 

 風の子会は、障害を持つ人が自ら豊かな生活を切り拓いていく力と機会を得ることができるように支援する。そして社会の中で仲間を得、居場所を得、生き生きと暮らすことができる場の実現をめざす。障害による外出困難など、活動への参加が困難な人には送迎や介助を保障する。  

 風の子会の運営には、障害を持つ人、職員、家族および有志(ボランティア)が対等平等な立場でかかわる。そして皆がその能力を発揮しながら、おちこぼれがないように、話し合いと「実際にやってみてから考える」ということを無理せず背伸びせずゆっくりとくりかえして、皆が納得できる運営を目指す。  

 風の子会は、多くの困難を越えて豊かに生きようとする障害を持つ人とその家族を尊敬し、応援する。そしてその努力が認められて社会にしっかりした支援制度ができることを願い、要求する。


 以上のような考え方のもとに、様々な活動をしています。詳しくは活動紹介のコーナー及び定款をご覧下さい。

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